道々考えた
2010/03/02
外国人参政権
●理念を述べよ
在日外国人に参政権を与えるかどうか、大きな議論になっている。地方レベルか国政レベルもか、選挙権だけか被選挙権もか、と議論が分かれる。
外国人に対して、国籍にかかわらず地方自治の選挙権または被選挙権を与えている国は、現在、22カ国。先進8カ国ではロシアだけ。
日本に永住者が約44万人、特別永住者が約43万人、定住者が約27万人である。
日本の少子化を思えば、外国人受け入れは避けがたい問題だ。とすれば、彼らをどう処遇するかというのは、喫緊の課題である。
そもそもこれは、小沢一郎氏が先の選挙前に民団(在日本大韓民国民団)と約束し、李明博大統領も承知しているものだという。
当の小沢氏から立法を進める理念を聞いてみたい。1時間でも2時間でも、日本に不可欠だとする考えを聞いてみたい。
私は帰化が条件である。自分が他国で選挙に関わりたいと思ったら、その道を選ぶように思うからだ。
●SFの世界
リドリー・スコットの名作『ブレードランナー』が描く未来は、実は2019年、あと9年後の世界である。降りしきる雨の中をクルマ替わりの飛行艇が縦横に飛ぶ。
いまEV始め次世代カーの開発に鎬を削っているが、まったく渋滞のない高速飛行艇、空飛ぶクルマというのは候補にならないだろうか。SFが予見したものって、けっこう現実化している。動く歩道、壁掛けテレビ、ロボット・・・・・・挙げれば切りがない。
●アドバイザリーボード
参議院戦で党の年齢制限に引っかかる政治家の処遇が話題になっている。歳がいっているから能力がない、とは言えない。若者以上に清新な人もいるだろう。一概に排除するのはもったいないから、選挙は年齢制限ルールを守り、ほかにご意見番ボードなどを作って、非議員の立場で侃々諤々やってもらってはどうか。生臭い話に首を突っ込まない、と誓約を取って。
●経営者不在
私は日航出身者だから痛切に思うのだが、あの会社、自主再建は難しい。民間会社の体質じゃないんだから、もう何十年も。政治家が食い物にしたと言うが、結局、すっと経営者がいなかったのである。今なお状況は変わらない。
航空業界のグローバルな競争のなか、国際線は一社で十分、残った一社をより強くすればいい。
●日本民族の変貌
前にも書いたことだが、歌舞伎の客の質がどんどん悪くなっている。芝居が始まっているのに煎餅ぱりぱり、おしゃべりぺちゃぺチャである。
ほかにも推して知るべしで、映画館などは前の客席に足を上げるな、食べ物で音を立てるな、と事細かい。客同士の喧嘩が絶えないらしい。
駅にはDo It at Homeのポスターがだいぶ前からシリーズ化されている。
原因は何か、民族大変化の訳を誰か教えてほしい。
●異星で月見
ワークライフバランス――仕事と家庭の調和を図ろう、という趣旨のものだが、私はずっとその均衡を欠いた生活をしてきているから、骨身にしみていいはずの言葉だが、不況風に身が縮こまってそれどころではない。頭と体を最大限に使って、この不況を乗りきるのに必死である。
ワークライフバランス――なんだか遠い異星で月見をしているような、そんな気分になる言葉である。
●美しき老後
折り入って相談事があるので食事でもご一緒に、と知り合いの方からひさかたぶりにお誘いの電話。もう会社を退いて数年が経つ、という。話の内容は妻の愚痴と、毎日何をしてすごせばいいのか解らないというものだった。
ランチが終わってお会計となったとき、ちょっとした間合いがあった。
「私がお支払いします」
というと、ほっとしたような表情になった。
経済的に困っているわけではないはずなのに、それでも守りに入るのが、定年後ということなのだろうか。それにしても美しく老いるのは難しい、と帰りの道々、考えた。
