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2009/05/15
情も涙もある政治
●外国映画賞
邦画が初めてハリウッドで外国映画賞を獲ったということで、観客動員にも拍車がかかった「おくりびと」だが、私はそれがどれだけすごいことなのかよく分からない。金熊やパルムドールとどう違うのだろう。
アメリカ人は自国の映画でお腹いっぱいなので、わざわざ字幕入りの映画に食指は伸ばさないそうだ。そういう国で貰う外国映画賞って何なのか。
忙しい筋運び、上下左右から狙うカメラに大音響---そういうハリウッド映画に飽きがきて、この静かな、風変わりな風習を扱った映画に関心が集まったのだろうか。
それにしてもおめでたいことに変わりなく、ふだんは暴力映画しか見ない高校生がこの映画に「感動したなぁ」と感嘆の声を漏らしたと人から聞いて、賞の意味を再確認した次第である。
●地方から狼煙を
橋下大阪府知事は、国が関西空港の連絡橋を買い取る事業で、府が65億円を負担することになっているのを拒否した。
学力テストの成績が悪かったことで教育委員会を口汚く罵ったり、自治体施設の従業員の様子を隠し撮りしたり、公用車を私的に使うのは自衛上必要だからと強弁するなど、とかく問題の多い知事だが、今回の負担金拒否には快哉を叫んだものである。
自治体の首長がこうやって中央の無理強いに叛旗を揚げることが大事なのである。地方分権を進める上でも大事なことだ。
●アフリカへ
全国展開しているある会社の社長さん。国内は働き手の賃金が上がって、とっくの昔に中国に工場を移転、そこが上がれば次はベトナム、そしてインド。「いざとなればアフリカへでも行きます」とのこと。欧州に近いから、そっちに打って出ることも視野においての発言である。
私は、日本男児ここにあり、との思いを抱いた。かつてもハワイ、カリフォルニア、ブラジルと日本人は活路を求めて海外雄飛したものである。
その血が、その経営者にも宿っている、私にはそう見えた。
●大臣らしい仕事を
フィリピンの家族が、違法滞在を問われて親が強制送還、子ども一人が日本に残ることになった。
違法滞在問題の所轄の法務大臣は何をしていらっしゃるのか。
新聞によれば、父親は優秀な技術者で、指導的な立場でもあるらしい。しかも、10年以上も税金を納めているともいう。
なぜそういう模範的な家族に特別なはからいをしようとしないのか。
大臣の鶴の一声でどうにでもなることではないか。大臣にはそれだけの大きな権限があるのである。
杓子定規にやっても政治は生きてこない。ときにはイレギュラーなことをやって民心をつかむのが政治というものではないのか。
●マイナスサービス
友人が引っ越しをした。引っ越し専門会社に頼むと、電気製品もひと揃いそろえると格安だという。
それでテレビを2台に大型冷蔵庫1台を注文したそうだ。すると、在庫を調べます、と言う。待つこと1週間で返事が返ってきた。
ではいつ発送されるのかと問うと、さらに1週間以上かかります、との答え。友人はここに来て堪忍袋の緒が切れた。
「サービスを付けるのはいい。しかし、そのせいで客の気分を悪くするなら、やらないほうがましだ」
もちろん品物は全解約である。後日、ディスカウント店で調べると、たとえばテレビは4万円も安かったという。当然、一揃えそっちに注文を出したのは言うまでもない。
●初めての経験
先年の紅白で秋元順子が歌った「愛のままで」にハマっている。ITに強い夫にiPodにダウンロードしてもらって、クルマのなかで繰り返し聴いている。
そのほかにオバマの演説や「トスカ」や「椿姫」などのオペラも入っている。
ITオンチ、機械オンチの自分だけなら絶対に経験できなかったことである。素直に夫に感謝である。
