キミと呼ばれたくない "不人気と不都合
2008/09/01
●改革色の一掃
福田改造内閣を選挙対策内閣と命名するマスコミが多いが、私は、"男の意地内閣"と呼びたい。
顔ぶれを見て分かるように、すべて小泉色、改革色の一掃である。ということは、「大きな政府」への逆もどり?
●国威発揚
暑い、バテそう、死にそう・・・・・・と思いながら日盛りを歩いていると、北京のことが思い出される。あそこに比べるとこれしきのこと、まだまだ、と思う。
厳戒のなかいよいよオリンピックが始まったが、大会の開会式の演出が素晴らしかった。映画監督のチャン・イー・モウ氏の演出である。人、人、人、それが一糸乱れぬパフォーマンスをくり広げる。IT技術の先進性も見せつける。躍進する国、ここにアリと実感させられた。"演出過剰"の声もあるが。
●議員を名誉職に
これはちょっとした思いつきである。
国会議員を無給の名誉職とした場合、どれだけの人間が立候補するだろうか。
議員候補は政策で支持を集め、寄付金で政治活動費を捻出する。もちろん自分のお金をふんだんに使ってかまわない。
もう一つ世襲制をなくすこと。立候補する場合は、余所で出ること。
それと議員数もぐんと減らしたい。
真夏の夜の寝苦しさから思いついた、志ある政治家輩出法である。
●不都合な真実
ある雑誌でアール・ゴア氏がCO2を敵視するのは、原発推進派で、原発派に利するためだと書かれていた。
若い頃に原発のメッカといわれる研究所に出入りしていたこと、上下院の議員だった父親が原子力合同委員会のメンバーで、引退後、ウラン鉱山を所有する企業に転じたこと、彼のファンドは原発を作るGEに投資していたことがある、ゴア氏とともにノーベル平和賞を取ったIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の議長は原発推進派である・・・・・・いくつもの論拠が示された、確度の高い記事だと思う。
地球温暖化に科学的根拠はない、とする日本人科学者の本もベストセラーになっている。
エコは大事だと私も思うが、論調が一方だけに流れるのは、やはり危険である。
●人気がない理由
ふるさと納税の説明に出身県の担当者が来たので、その気になったのだが、あまりにも手続きが煩雑なのに驚いたり、呆れたり。
書類を求めると、本庁、つまり県庁から取り寄せないとだめだとの返事。
この税、あえて使い勝手を悪くしているのではないか、と勘ぐったほどである。
私は石原銀行の件で都には税金を払いたくないと思っている。あるいは、純粋に自分の出身地を応援したいという人もいるはず。
アイデアはよかったのに運用がまずかった。人気が出ないのもよく分かる。
●もう「家族」とは呼べない
神野直彦氏によれば「ファミリー」の語源は「一緒に食事をする人」らしい。
岩村暢子氏の『普通の家族がいちばん怖い』を読むと、もう日本の家族を「ファミリー」と呼ぶことはできそうもない。一緒に食べてもいないし、同じものも食べていない。
そういう場からどういう子どもたちが育つのか。
政府高官は秋葉原の通り魔殺人は、犯人が派遣で暮らしていたからだと発言した。ある雑誌は、モテない男が犯罪に走る、という特集を組んだ。
どっちも、そんなアホな、である。
「食」を初めとした人間的なつながりやネットが欠けていることが、そういう犯罪者を生み出しているのではないかと思う。
●キミとキミ
私は夫をキミと呼ぶときがある。
「僕のことをキミと呼ぶのはキミしかいない」と夫は不満である。私は私で「私のことをキミと呼ぶのはあなたしかいないわよ」と反論している。
