どうして年末にまとめて モンスターペアレント
2008/01/01
●子ども大人
去年を表す言葉は「偽」だそうだが、私は大人げない1年だったと思う。安倍首相の突然の政権投げ出し、小沢民主党党首の大連立破綻後のプッツン騒ぎ、二大政党の領袖がそろって醜態をさらけだした罪は大きい。
何の罪か?日本では責任をとらない大人もどきが政治をコントロールしていると世界に知らしめた罪である。
考えてみれば、大事なときにはうそでも踏ん張って、体面を保つのが大人のはずである。だめだとなったらすぐに土俵を割るようでは、大人の風格が出てきようもない。
●内部告発奨励金?
あるテレビ番組に出たところ、企業の内部告発者に国が1億円の報奨を出すのは是か非かと問われたので、もちろん非と答えた。
内部告発者を守る法律はすでにあるわけで、それで不十分ならば整備すればいい。内部告発にはどうしても仲間を裏切るというやりきれなさが付きまとう。それをお金で奨励するのは矛盾する話で、もらったほうは余計に後ろめたいことになってしまうだろう。
それに報奨金欲しさに便乗組が頻出しそうな気がする。
犯罪者逮捕に懸賞金を出すのは、不特定多数の関心を引くという意味で賛成である。
●低所得者ビジネス
サブプライム問題が世界の景気を怪しくしている。そもそもは家を持てないような層にローンを組ませ、それを証券化して売りさばいたわけだから、住宅価格が下がれば火の粉が降ってくることは誰もが分かっていたはずである。
最後に誰かがババをつかむまで積み上がるねずみ講などと一緒である。
経済的に貧しい人をターゲットにまた同じような金儲けを企むところが出てきそうでそっちが怖い。
●女性の呼び名
タクシーの運転手が私を「奥さん」と呼ぶ。夫が同乗していれば我慢もできるが、一人なのにそう言う。
あるテレビ司会者はスタジオに集まった中年の女性たちを"お嬢さん"と呼んでいた。その言い方がどうも好きになれず、あの番組を敬遠するようになった。しかし、当の婦人たちが抗議の声を上げたとも聞かない。ここにも"子ども大人"の世界がある。
●クレイマー流行り
モンスターペアレントとは、学校相手のクレーマーのことで、かつてと違って高学歴が多く、度を超して教育熱心、それに担任がブランド大学出身でないと露骨に高圧的な態度をとるのが特徴である。
どこの業界でもクレイマーの存在には手を焼いているが、学校という現場はともすると事なかれ主義に走る傾向があり、それがさらにクレイマー魂に火をつける結果になっているようだ。モンスター退治の方法なども、今度できる教職員大学院では教えることになるのだろうか。
●暴走老人
切れる老人のことを"暴走老人"と言うそうだが、老人は昔からこらえ性がないと相場が決まっていた。
つらく世の中を渡ってきた人は鬱憤が溜まっているし、世間的な評価を受けてきた人は老いても同じものを求めるから威圧的である。よって老人はキレやすいのである。
老人が社会の多数派になったことで問題が表に浮上してきたわけだが、きっとほかにも高齢者特有の病理が新たに"発見"されることになるだろう。
●厄落とし?
年末にガソリンスタンドでベンツが私の車に体当たりしてきた。夫婦ともスタンドの待合室にいたので事なきを得たが、相手の運転手は80歳を超えていて、ぶつかったあともアクセルをブレーキ間違って踏み続けていたそうだ。
年末の夜中、わくわくしながら映画「上意討ち」を見ようとスイッチを入れると、なぜか停電に。電話も通じない。門灯も何も消えている。慌ててセコムの緊急ボタンを押した。しばらくすると玄関から誰かが入ってくる気配があったので、夫が恐る恐る出て行くと、サーチライトと棍棒を持った警官が20人。1人は警部補、外には覆面パトカーを入れて5台の車。
どうして年末になるとまとめて災難に見舞われるのか。これって厄落としってこと?
