兄ちゃんのマネ 長居は無用
2006/08/01
●アンフェアな審判
亀田興毅のWBAライトフライ級王座戦を見た。誰もが亀田の負けを確信した。ところが、彼が勝ってしまった。試合前から雑誌でも亀田は実力不足という記事がいくつも出ていた。
あまりのブーイングに王座を返上する話もあるが、父親は「こういう(上げたり下げたりの)風潮が子供を悪くする」と反論。いつからふつうの親になったのか。さんざんヒールのイメージを売ってきて、いまさら"良い子"ぶるのはおかしい。
残る二人の弟が兄ちゃんのマネをしなければいいのだが。
●「もったいない」の先を
嘉田由紀子滋賀県知事が誕生し、新幹線駅や6つのダムなどの計画を、公約通り凍結することを表明した。駅はまだほとんどが手つかずだが、工事中止の場合の損害賠償や、取得した土地の再活用など、いくつもの問題があるという。かつて東京都市博中止では、着工分の350億円を都が企業に支払ったという。
確かに今さら新幹線の駅が必要だとも思えない。しかし、事業ストップに代わる産業政策は新知事にあるのだろうか。コストカットはその気になれば、易しい。難しいのは稼ぎ口を見つけることだ。新知事の行政手腕をぜひ見せてほしいものである。
田中康夫長野県知事の3選はならなかったが、これを見ても"ノン"を言うだけの政治はもう通じないことが分かる。
●空自はいつ?
自衛隊のサマワ撤退が思いもかけず早期に実現し、それもあれよと言う間に片づいて、拍子抜けがしたほどだ。陸自は守りの英豪軍がいなくては丸腰と同じなので、即撤退となったわけだが、アメリカからの反発もなく、静かなものである。
まだ空自が残っていて、これがバグダッドはじめ危険地域での活動をするらしく。「イラク復興支援」という当初の目的に沿ったものなのか、疑問を呈する向きもある。米軍との一体化がさらに進むというのである。
では空自の引き際とはいつなのか。よその家にずるずると長居するのはどうかと思う。政府は"腰を上げるのはいつか"を明確にしないといけない。
●天皇メモの衝撃
昭和天皇が靖国のA級戦犯合祀に強い不快感を持っていたことが、88年当時の富田宮内庁長官のメモで再確認された。かつて徳川善寛元侍従長がその種の発言をしたことで定説化していたことだが、補強材料が出てきた意味は大きい。
古賀誠日本遺族会会長は、A級戦犯分祀を主張している。彼は父親を2歳の時に戦争で亡くしている。南島で、食べ物も、銃弾もない状況だったという。誰も戦争に好んで行ったわけではなく、戦場に行かされ、そこで死んだのだという。
靖国問題は国内問題だという意見があるが、国内でもこれだけ論議がある。靖国が解決しても中国はまた何か言ってくる、というが、今度はこっちが世界の世論を見方につけて外交で対抗すればいいのである。
●必殺ボケ返し
アンチ・エイジングという言葉を聞かない日がないくらい。高齢者も美容にエステにと余念がない。ときに肌の露出の激しい服を着ている方もいるが、体を鍛えてからにすれば、と言いたくなる。
こないだ悲惨な話を聞いた。いま高齢者のいる家では息子の嫁の天下で、下手に逆らうと食事も出なかったりするのだという。嫁の義母いじめには目に余るものがあるという。ところが、究極の仕返しの手があるのだという。人呼んで"ボケ返し"。嫁はこれで音を上げるのだという。恐ろしい話である。
しかし、嫁姑の争いほどアンチ・エイジングなものはない。
●鼻毛と富市眉
ほぼ10日に1回、夫の鼻毛を切っている。コンピュータいっぱいの夫の研究室は妙にだだっ広い。鼻毛が伸びるのは、掃除をしていないせいか。
それと、眉毛の伸びも速い。ちょっと隙を見せると、"富市眉(むろん村山富市氏のことである)"になろうとする。これは加齢のせいかしら。どっちかと言うと、鼻毛のほうが速く伸びるようだ。
