一体改革 とほほ・・・である
2005/01/01
●本社移転
去年の私的トップニュースは、もちろん本社移転である。海外へよく行ったのが2位、オスロ、パリ、ロサンゼルス、ハワイ、杭州と楽しんだが、ハワイは仕事が終わって1日オフになって、朝から晩まで爆睡。疲れているなあと実感した。3位は市川新之助の11代目海老蔵襲名公演。そこで急性の病いで倒れた団十郎の代役でひと月弁慶をやった三津五郎が、目が覚めるほどの出来だった。4位は? 5位は? またも足早に駆けた1年だったので、4位以下が思い出せない。とほほ・・・である。
●参院選とイラク
去年を私流で言い表せば、リーズナブル&グローバルである。参議院選挙のテーマが年金問題だったというのが、ある種の驚きで、これだけ生活に密着したテーマが選挙の争点になったことなどあったろうか。確かにサラリーマン新党が税金問題などを取り上げたことが、ブームに終わってしまった。今回のことは一過性のものではないだろう。払ったお金はどうなるの、ということで、これがリーズナブル。
もう1つはイラクで、どこが治安が悪いとか、長老がどうしたとか、民兵がどうとか、1年中他国の動勢を思いながら暮らしたなどということが、戦後、果たしてあっただろうか。朝鮮動乱、ベトナム戦争も、これだけ国民の広範な関心を呼ばなかっただろう。そういう意味でグローバル。
今年もこのトレンドは続きそう。
●サブカル交流
ある経済会合に中国人を呼んで、経済展望のような話をしてもらったことがあった。終わって質疑になり、私は中国の反日教育は徹底しているが、方や日本では歴史を知らない若者だらけで、いずれそのギャップは大問題を引き起こすのではないかと尋ねた。ちょうどテレビで、中国では柳条湖事件を毎年記念日(9月18日)として思い返す教育をしていると報じたのを見た後だった。
要人は「難しい問題だ」と答えた。
何で読んだのか、中国の若者のあいだでは日本名を付けるのが流行っているという。あるいは、日本のロック(ポップだったか?)を流すラジオ番組が無くなったが、有志が集まって復活させた、という記事も読んだことがある。そういう動きがあることを知れば、一概に中国が反日に流れるとは思いにくいのも確かである。
いま韓国は日本のサブカルを受け入れ、日本は韓流ブームである。今年の韓国映画の実力のほどを存分に見せつけた。ヨン様のような憧れの対象まで現れた。我々の韓国を見る目が確実に変わってきている。
我々が中国のサブカルを尊敬と憧れを持って迎えるとき、本当の和解が始まっていると考えていいのではないだろうか。
●安い旨い
いまの食の流行りは和食ダイニングにエスニックのモンスーンカフェ、モダンチャイニーズというところか?
でも、もう曲がり角じゃないのかと思う。店の雰囲気が安手だし、第一、ものがおいしくない。それにどこに行ってもモダンジャズを流しているのはなぜなのか? ところで、回転寿司が流行っているというので下北沢のお店に行ったところ、長蛇の列で入るのを諦めた。安かろう旨かろうでないとやっていけない時代なのである。店内でどんな曲が流れていたかは分からずじまい。
●一体改革?
いま地方分権の一環として三位一体の言葉が新聞紙面を飾ることが多い。交付税や補助金を減らし、地方に税源を譲る、それを三位一体と称している。素人考えで言えば、極力税源を地方に譲ればすむ話なので、一体改革だけの方がふさわしい気がする。
そう言わないのは、一部しか譲る気がないからで、もともと中央と地方でお互いの取り分をどう決めるかということなのである。
その額が当初の10兆円から3兆円になったというのだから、お話にならない。
県知事の半数は霞ヶ関出身ということである。これからも官僚出身者が増え続けるなら、政治家に歯向かうことは難しかろう。
