人の自己実現と働きがい向上をサポート。如是我聞 人材の総合コンサルティング&プロデュースを手掛ける、ザ・アール代表取締役奥谷禮子の連載コラムです。

脱女人禁制 毎度、お騒がせ

2001/03/01

●3点セット
 毎度、お騒がせなのが役人の公私混同である。福岡の検事は友達感覚で判事に情報を流し、外務省は秘密の資金を私的に使い放題。どこかの村でも助役が15億の横領。要人外国訪問支援室長と助役は、馬と女とマンションに大枚を注ぎ込んでいる。かつてノーパンシャブシャブの件では、なんと下品なことをと呆れたが、相変わらずお金の使い道が貧困である。もしかして、バブル体質は日本人のDNAにインプットされてしまっているのではないだろうか。
 
●恋のプライオリティ
 恋するもの同士、たとえ短い逢瀬でも、毎日会いたいと思うもの。甘い言葉の一つも欲しいもの。そして、たまにはちょっとしたプレゼントも。ふつう恋のプライオリティというのは、この順番である。時間、言葉、そしてお金。とくに男性は時間のやりくりこそが相手への愛の証と考えるようだ。
 私の女友達で「まずは現金でしょ」というのがいる。高いものほど愛の証だという。「だってダイヤモンドに目がくらむでしょ」到底ついていけない発想だが、わかりやすいといえば無茶苦茶わかりやすい。相手の男とウマがあえば、めでたしめでたしである。
 
●当然のこと
 あるベンチャー企業勤めのお父さんが有名幼稚園の面接試験に出かけた。奥さんがいたくその幼稚園にご執心だという。面接官が聞く、「お父さんはお忙しいのに今日は大変ですね」父親は思う、「どっちが呼び出したんだ。下らない質問をするな」また面接官が聞く、「兄弟喧嘩はしませんか」とうとう父親が口を開く、「喧嘩をしない兄弟なんているんですか」と。子どもの筆記テストの成績はよかったらしいが、結局面接試験で不合格だったという。「せいせいしたよ」とは、その父親の弁。公立学校に行かせて、あとは子どもが決めればいいことだ、と非常にまっとうなことを言った。聞くところによれば、ある幼稚園のテストではおもちゃの取り合いっこをさせて、その取ったおもちゃを相手の子に「ハイ」と渡す子が合格なんだという。こんなところから日本のエリートが生まれてくるのだとしたら、国力が下がるのも当たり前だと思い、先のお父さんに拍手を送った。
 
●屁理屈
 曽野綾子氏が新聞で奇妙なことを書いていた。政府の審議会の公開は、企業の戦略会議に外部の人間を入れるようなものだと。私は初めこの論理が分からず、固まってしまった。そして「嫌なら委員を断ればいいのに」と思った。作家は創作過程を見せないとも書く。これにも固まってしまった。公私の区別がつかないのか、それとも審議会でよほど秘密のことを話し合っているとしか、私には思えない。ということは、表に出る審議会レポートにはウソが書かれるということか。やっぱり公開こそふさわしい。
 
●相撲ショー
 相撲協会が土俵は女人禁制と断を下した。それなら、大阪府知事の太田さんは、これからは知事杯をあげない、と決めたらいい。神がかりの戦前ならいざ知らず、インターネット縦横の時代に女人禁制など笑えないジョークである。相撲は興行であり、ショーである。関取も十分にマスコミにスキャンダルを流し、大いに品位に欠けている。それで土俵だけ神聖とはいかないはずだ。
 
●専業主婦死滅論
 専業主婦死滅論が出ているが、私も時間の問題と思う。いままでパラサイトしていた相手の雇用環境が不安定になり、社会制度も変わる。よって自立しか道はない。言ってみれば、専業主婦は高度成長の申し子で、パイが拡大しないのであれば、先が見えている話である。一度引きこもると外にはなかなか出にくい。そのために専業主婦から社会人への移行をスムーズにさせる受け皿が必要だ。


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