人の自己実現と働きがい向上をサポート。如是我聞 人材の総合コンサルティング&プロデュースを手掛ける、ザ・アール代表取締役奥谷禮子の連載コラムです。

自慢にもならない ポピュリズム?

2002/07/01

●拙速
 田中康夫長野県知事が議会から不信任を突きつけられ、辞職か解散かの決断を迫られた。規則とはいえ、県民が直接選んだ知事を議会が辞めさせるというのも、考えてみれば変な話である。好きな相手と結婚したのに、他人から「ふさわしくない」と文句を付けられたようなものだ。ただ、知事としても性急に過ぎた部分もあったのではないか。ポピュリズムとまでは言わないが、人気にあぐらをかいて、ポリティクスを疎かにしたのではないか。長野財政は悪化の一途だという。そこをどう打開するか明示しないで、ダム廃止だけでは政治とは言えないのではないだろうか。
 
●自信のない男
 テレビで、リストラに遭ったことを妻に詫びる男を映していた。変な話である。なんで妻に働きに出ろと言わないのか。これもテレビでやっていたのだが、母娘が携帯で月に4万円使い、父の小遣いは4万円。父が節約を言っても、2人は無理だと答える。逆に、お父さんの小遣いを削ろうと提案......。この話を読んで、男性陣はどう思うものなのだろうか。不甲斐ないと思うのか、共感を覚えると言うのか。両者の違いって、どうして生まれるのか。
 
●look so young
 自慢するわけではないが、外人さんからナンパをされた。場所は都内のホテル。食事をどうかというのである。聞くと、日本でIT関連のベンチャーを立ち上げている、れっきとしたビジネスマンである。仕事の興味もあるし、英会話の練習にもなるなとOKし、後日のデートを約した。当日に「私は20年前に会社を作った」と言うと、目を白黒させてAre you sure? と信じない。彼は33歳で、私は36、37に見えたと言う。一般に日本人の女性は若く見られるというが、それにしても15歳は若く見られた勘定である。うれしくないと言えば、ウソになる。しかし、そのあと彼から誘いが来ない。
 
●市場と博打
 知り合いにパチンコにはまっている人がいる。10万使って4万取り戻したなんてことを言っている。私もちょっとだけ学生時代にやったことがあるが、けっこう上手だったような気がする。でも、今の博打性に比べれば子どもの遊びようなものだった。アメリカ人はラスベガスなどで普段から博才を磨いているので、マーケットで日本人に負ける訳がないと思っていると、ある作家が書いていた。そう考えたらお台場にカジノをというのは、いいアイデアかもしれない。しかし、そういう場所には必ず売春がセットになっているが、日本はどうするのか、とある会で発言したら、凍りついたように全員しーんとなった。何か言い過ぎたのか・・・・・・。
 
●官製ビジネス
 官製ビジネスを討議する審議会に入っている。官製とは農協とかNHKのようなものを指している。民営ふうに見えるけれど、競争原理が働いていない官営そのものの存在と言っていい。銀行もその範疇に入るかもしれない。巨大な負債を抱えると、政府が救済策を講じるような存在になる。つまり官製ビジネスである。実にこういったお上頼りの業界がなんと多いことか。吹けば飛ぶような我々のような存在からすれば、鵺的な存在だなと思う。飛躍かもしれないが、戦争でたくさん人を殺せば英雄である、という言葉を思い出す。
 
●自慢?
 外国人と間違われるほど英語が流暢な友達とエジプト旅行に行った。でも、なんと現地では私の拙い英語の方が通じるのである。自慢にもならない話なのだが。


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