みやっちのマナーコラム ザ・アールの元ビジネスマナー講師みやっちの連載コラムです。ビジネスでのマナーについて知りたかったことや、知っているけど自信がないことなど、このコラムからヒントが見つかるかも!

【第11回】 教育ママ・みやっちのマナーコラム

マナー

秋です。朝夕の風に少しずつ秋の気配・秋の香りを感じる今日この頃。すっかり涼しくなり、過ごしやすい日々が多くなりました。

秋分の日』は国民の祝日の一つですが、祝日法では「祖先を敬い、亡くなった人々を偲ぶ」ことを趣旨として祝日になっています。
暦の上では、太陽が真西に沈む春分と秋分の日には、現世と極楽浄土が最も近くなると考えられ「お彼岸」には、お墓参りをして、先祖に会いに行くと供養になると言われています。

今回は、お墓参りのマナーについて考えてみましょう。
 

お掃除
霊園や墓地にお墓の管理を任せているとしても、お彼岸にはお世話をしに行く気持ちも大切です。まずはじめに掃除をして、お花やお供え物を買い、お参りをします。
  • お墓の周りを掃き清め、墓石の周囲の雑草や落ち葉、墓石についたコケなどを取り除きます。墓石に刻まれた文字などはブラシなどで洗います。(使い古しの歯ブラシなどを有効利用しましょう)

  • 手桶に水を汲んで、ひしゃくで墓石に水をかけ、仏に水を捧げます。『故人が好きだったから・・・』と、ビールやお酒をかけると墓石が劣化するので避けましょう!

お墓参り

まず祖先と対話する気持ちを整えましょう。墓石の前にぬかずき(墓石より頭を上げない)手を合わせます。家族で墓参りをするときは、個人と縁の深い順にします。

 
持参するもの
■生花
  • 霊園の売店でも売っていますが、時間的ゆとりのあるときは持参しましょう。
    一対(2束)で、亡くなったばかりのときは、お供え花として仏事用のものか、白にブルーなどの花を用意します。

  • 3回忌以降は、故人の好きだった花で淋しすぎない淡いピンクなどの花合わせでもかまいません。
    棘があることから、バラは仏事用の花とされていませんが、白や淡いピンク、クリーム色のものをいれている花束はあるようです。

  • 故人が庭の手入れが好きな方なら「今年も、この花が咲きました」の意をこめて、庭の花を供えるのも素敵です。

  • お花が枯れるとお墓周りが汚れるし、寂しくなるから・・・と造花を備えてはいけません!お供えは必ず生花にしましょう

お花を長持ちさせるコツ

せっかくのお花。出来るだけ長く色鮮やかに咲いていて欲しいものですよね。そんな時お花を長持ちさせるコツ。

  • お水に一つまみのお砂糖を・・・
  • お水に一滴の漂白剤を・・・
    これでぐんとお花のもち良くなるはすでず。是非お試しあれ。

あっ!

仏壇用にと買ったお花の中には、真っ赤なバラ。
みつけた祖母の声が階下より・・・仏壇においちゃだめえ・・・と怒られたことがあります。
その後、どうしたかといいますと、棘がなきゃいいだろう、ということで、家族でバラの棘とり。

■線香
束ねたものを一対以上持参します。束はほぐさずに、線香たてに立てるか、横に置きます。
■ローソク
灯明は、お花と線香とともに、大切なお供え物でもあり、線香に火をつける役割もあります。火の元ですので、近くに燃えやすい物を置かない、場を離れるときは火を消すなど、取り扱いに注意しましょう。
■ライター、マッチ
雨降りや、風の強い日の墓参りは、ローソク、線香になかなか火がつきません。
最近では、風防ライターなどもありますので、
事前に準備しておくと便利ですよ。
■お供え物
故人の好物の甘味などを備えた場合は、墓参り後、その場で「故人とともに」の意をこめていただくか、持ち帰りましょう。
カラスや動物の餌食になり、墓があらされるもとにもなりかねません!
■手桶、ひしゃく、箒、ちりとり
霊園や墓地に備え付けてない場合は、持参しましょう。(ごみ袋も)
 
2種類のストレス
  • 自家の墓地を清掃するときは、両隣りの墓の敷地を踏み荒らさないようにします。
    むしろ隣接する部分は、雑草や落ち葉などを取り除いて、清めて差し上げましょう。

  • 火のしまつには要注意。ローソク、線香などの消火を見届けてから、立ち去りましょう。

  • 生ごみ、その他も持ち帰ります。

 
One Point Question

 「おはぎ」と「ぼたもち」は別物?

おはぎは「お萩」と書くように、小豆の粒を秋の花の萩にたとえています。
よって秋のお彼岸に備えます。

ぼたもちは「牡丹餅」と書き、春の花の牡丹をたとえています。
よって、春の彼岸に備えます。

地域によっては、粒餡(小豆粒)をお萩とし、さらし餡(小豆粒をこしたもの)を牡丹餅と呼んでいるともろもあります。
いずれにせよ、同じもの、です。
お供え物とするなら、まず仏壇やお墓に供えてから頂きましょうね!

 
大切なのは気持ちです
これまで『お墓参りのマナー』としていろいろとご紹介してきましたが、何よりも大切なのは『気持ち』です。故人を偲ぶ気持ち、懐かしみ、変わらない親愛の気持ちを抱き続けることです。

お墓が遠くてなかなかお墓参りにいけない、仕事が忙しくてなかなか時間が取れない・・・そんな方も沢山いらっしゃるでしょう。そんな時には、もしご自宅に お仏壇があれば、故人を思いながら手を合わせましょう。もしお仏壇がなくても、心の中で手を合わせて個人を想い、お墓参りをすればいいのです。
もちろん、時間が出来たときには是非、キレイなお花と、お供え物と、そしてあなたの笑顔をもって、お墓をお参りして差し上げてくださいね。  
 

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