みやっちのマナーコラム ザ・アールの元ビジネスマナー講師みやっちの連載コラムです。ビジネスでのマナーについて知りたかったことや、知っているけど自信がないことなど、このコラムからヒントが見つかるかも!

【第2回】 教育ママ・みやっちのマナーコラム

着物の格
◆ドレスと同じく、着物にも『格』があります!
(1)振袖... 年齢に関係なく未婚者の第一礼装。
袖の長さにより大振袖・中振袖・小振袖がある。
(2)黒留袖... 既婚女性の慶事の礼装。五つ紋の第一礼装。
格調の高い裾模様で、比翼仕立て。
(3)色留袖... 地色が黒以外の留袖。黒留袖と同格。
既婚者、未婚者どちらも着用できる。
(4)訪問着... 格の高いもので、準礼装。
白生地に仮縫いをして、模様師さんが、一点ごとに下絵を描き、染めていく絵羽模様。
(5)付け下げ... 訪問着と小紋の中間。小紋と同様に型紙によって染められ、すべての柄が上向きに配されている。
(6)色無地... 黒以外の一色染めの着物。紋をつけると慶事、弔事両用の礼装用途によって着わけられる利用範囲の広い着物。
(7)小紋... 型紙で染められている、繰り返しの柄。柄は上も下もなく全体にバラバラに配された状態。
  <その他>
  着物は以下のものでも格が変わります!
・ 帯(丸帯・袋帯・名古屋帯・半幅帯など)
・ 生地(絹、麻、木綿、ウール)
・ 紋付(五つ紋、三つ紋、一つ紋)
・ 柄(格調の高い柄、絵付けまた織り)
   
◆「お正月にはどの着物を着たらよいの?」
せっかくのいつもと違う装いです。こんな場面も・・・。
彼の実家に初めての挨拶... 中振袖、訪問着、付け下げなど。
ご主人の実家に、年始の挨拶... 付け下げ。小紋など。お客様ではないのでエプロンや割烹着を持参するとよいのでは・・・。
初詣... 心も身も引き締めてのお参りのため、身だしなみを整えて参拝する。
晴れ着でも普段着(小紋、紬、かすり、ウール地)でもOK。
 
★ここがPOINT!着物の時には『勝負メイク』で!★
着物を着る際のメイクアップは、ナチュラルなものだと、着物の色や柄に負けてしまいます。「いつもはつけない気合紅(きあいべに)」として、赤みを帯びた 発色の良い紅を選ぶと効果的。ほほ紅も、ダーク調でなく、ほんのりピンク系で。くっきりはっきり素敵な『勝負メイク』を心がけましょう!
ただし、付け爪や色の濃いマニュキアは避け、ナチュラルなものにするのが無難。アクセサリーも基本的にはつけないほうがいいですね。ピアスは、外すと穴の ふさがりが心配な時には、目立たない透明のものでカバーする方法もあります。
 


立ち居振る舞い
(1)立ち方、歩き方... 着物の場合は、心もち内股に立ち、裾を右手で軽く押さえ、バサバサと歩かない。
和室では、畳の縁、敷居は踏んじゃダメ!
うまく、足さばきをコントロールしましょう。
(2)座り方... <お座敷の場合>
  座布団の上に立って、そのままひざから、『ドスン』と座ったりしていませんか?
座布団の上には立たない!まず、座布団の左脇にスッと身を落とし、そこから両膝をそろえて斜め前から中心に向けて座布団の上に乗り、裾が乱れないように静かに座る。
しびれないように、両足の親指を交互に上下させて、血液のめぐりを良くしておく。(とはいっても、しびれてしまいますよね、きっと・・・。)
  <椅子の場合>
  椅子の下座側に立って、椅子から遠いほうの足を前にだし、反対の足を椅子の前に運びます。最後に椅子の前で両足を揃えて座りましょう。息を吸いながら腿に意識を置いて座るときれいに座れます。

椅子には浅く腰掛け、背筋を伸ばします。袂をひざの上で、着物の打ち合わせと同様に重ねるときれいです。
膝頭をつけ右足を引き気味にして裾が広がらないようにします。立ち上がる時も腿に意識をおいて使うときれいに立ち上がれますよ。
(3)新年の挨拶... 座布団をはずし、きっちりと。祝いの酒などはすすめられたら頂戴し(車の場合は口だけをつける)、長居をせずに早めに切り上げる。飲酒運転はダメですよ!
(4)車のときに... 和服では座席を移動しにくいので、降りやすいドア側に。
帯結びがくずれないように、座席には浅く腰掛けます。
袖はひざの上で重ねておきましょう。
 

着物を脱いだ後の簡単なお手入れ方法
ま ず、脱ぎっぱなしにせず、着物ハンガーなどにかけて風を通しましょう。自然の重みで、しわも取れます。たたむ前に、ベンジンをガーゼやコットンに含ませ、 袖口や襟、裾などを、乾いたタオル越しにトントンとたたいておきましょう。こうすることによって湿気によるカビや、汗じみの沈着をふせぐ効果があります。
この方法は着物だけではなく、普段着ているスーツにも有効。軽い汚れ落としに使えますよ!!
 

みやっちからの「ちょっとまって!」
初詣、神社とお寺での参拝の仕方は異なります。
同じ参拝の仕方、していませんか?

神社...基本は「二拝二拍手一拝」、かしわ手を打ち、お辞儀をします。
お寺...お賽銭を納めた後に、静かに手を合わせて拝みます。
でもなにより一番大切なのは、参拝をするときの『真摯な気持ち』ですよね。
 
着物はとっても素敵です!着物を着ると女性は一段と美しく見えるとも言います。
面倒だと考えず、メイクにも普段より気合をいれて、年初の気持ちの切り替えとして楽しんでみてはいかがでしょう?いつもは元気ハツラツな方も、自然とおし とやかに美しく振舞っているご自分に気がつくはず。(動きも制限されますので)着物でデートに出かけて、いつもと違うあなたをアピール!彼をどっきりさせ てみる、なんていうのも楽しいですね!

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